米国雇用統計は、投資家の間で注目度が高く、為替相場に非常に大きな影響

米国雇用統計とは、米国労働省(U.S. Department of Labor Bureau of Labor Statistics)が毎月発表する、米国における雇用情勢(失業者数や就業者数など)を表す指標です。


米国雇用統計は、投資家の間で注目度が高く、為替相場に非常に大きな影響を与えることから、月に1度の一大イベントとされています。

米国雇用統計では計10数項目の指標が発表されますが、その中でも「非農業部門雇用者数」と「失業率」が特に注目されています。

一般的に、これらの指標の事前の「予想値」と、当日の「発表値」の差が大きい場合、市場にサプライズを与え、為替相場が大きく変動する傾向があります。

 

 

■非農業部門雇用者数
米国の農業以外の産業で働く就業者数を示します。経営者や自営業者は含まれません。一般に、「非農業部門雇用者数」は、米国雇用統計の指標の中で最も注目されていますが、「市場予想」と「実績」の乖離が大きいことも珍しくなく、その際には為替相場が大きく変動する場合があります。

 

 

■失業率
労働力人口(16歳以上で軍隊従事者や労働意志のない者を除いた人達)に占める失業者の割合(%)を表します。経営者や自営業者は含まれません。